マイクについて |
マイクには大きく分けて、電源を必要としないダイナミックマイクと、電源を必要とするコンデンサーマイクの2種類があります。 ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い・・・ コンデンサーの方が非常にクリアに音を取ることが可能です。よってアコースティック楽器、ドラムのシンバル、会場の集音等に使います。しかし、高価でデリケート(壊れやすい?)なマイクです。 ダイナミックマイクはというと、ボーカル、アンプ、ドラムの太鼓など何にでも使えます。コンデンサーに比べ安くて丈夫です。 ボイスパーカッションを主で考えると・・・ レコーディング等ではコンデンサーマイクを使ったりする場合もあるようですが、実際のライブではほとんどがダイナミックマイクを使用しています。コンデンサーマイクは周波数特性は20Hz〜20kHzがほぼフラットですので、音は綺麗なのですが厚みがないように感じられます。 あえてLIVEで使いたい時は、dbx等でダイナミックレンジを上げます。 イコライザーは、10kHz付近を少し下げ、Bass,VPは80Hz付近を上げ、Vocalは声質、パートによて違いますが200〜400Hzを上げます。 これで綺麗かつ厚みのある音になるとおもいます。 ただし、非常にデリケートなマイクなので、なるべくスタンドで使用し、風防をつけブレスが直接当たらないように考えないと壊れやすいです。 総合的に考えると、ダイナミックマイクでがんがん出した方がいいかなぁと思います(ダイナミックマイクの方が安いし!)。 PS.カラオケ用はやめた方がよいかと・・・ 一般的に超安価で売っているカラオケマイク基本的にはボーカル用に作られています。 従って、VPをやっても低音が弱い為軽い音になる可能性があります。サンプリングボイスも同様です。 シュアやベイヤー等のそれなりのマイクをお奨めします。 電気屋さんで千円二千円で売っているマイクは止めたほうが無難です(自分の音に自信がなくなる!)。 |
主なマイク |
シュアーSM-57(10000円弱) |
通称「ゴーナナ」と呼ばれ、主に楽器の音取りように使われている。 国会放送で、音声収録用に演壇から2本立ち上がっているのがこれです。 私が使用しているマイク。 |
シュアーSM-58(12000円くらい) |
通称「ゴッパー」と呼ばれるベストセラーモデル。 主にボーカル用に使用されますが基本的に何でも使えます。 |
シュアーBeta57A |
SM-57の改良?版。SM-57よりも更に輪郭のある音が録れ、大音量にも追従してくれるが、ボイスパーカッションで考えると音のごまかし?が効かず使いにくい。 |
シュアーBeta58A |
SM-58の改良?版。かなり高域特性が改良されているせいか「ハウリングしやすいマイク」なのも確か。
もちろんちゃんとセッティングすれば、最近流行の高音ボーカルがクリアに出る。 |
シュアー55SH |
外観から「ガイコツ」という愛称のあるマイク。もともとシュアーが60年代に作っていたボーカル用のマイクだったのだがこの外観のファンが多く、リバイバル販売に至った(中身は現代様式にしてある)。 |
ゼンハイザMD421 |
通称「くじら」。 「ドラム用のマイク」というイメージが強いが、元々はボーカル用として開発されたもの。 パーカッションやドラムなどのアタックを上手く強調してくれるため、打楽器に用いられる事が多い。 |
ベイヤーM-88 |
ハンドボーカル用に開発されたマイク。少しデリケートなので使用に注意が必要。大音量の場所で使用すると振動系がとんでしまうこともあり、「弱ってくる」のが分かる。 |
エレクトロボイスN/D767a |
スピーカーで有名な通称「エレボ」のマイク。使用経験はないが、パンフレットを読んで特性だけを考えるとなかなかよさそう。(使ってみたい) |
Back | Menu | Next |